ホットソースとは基本的にトウガラシ・酢・塩を使用した辛味調味料のことを言います。日本国内で流通しているホットソースの種類は非常に少なく、ホットソースと聞くと「酸っぱい」や「激辛」などのイメージを持たれている方も非常に多いです。日本において1番認知度が高いホットソースはタバスコですよね。おそらく、世界中で1番有名なホットソースはタバスコソースなのかもしれません。
世界には様々なホットソースが存在しています。また、2010年頃から増加した個性豊かなクラフトホットソースが流通し始め、現在では数え切れないほど多くのホットソースが流通するようになりました。私たちHot Sauce Barはこのクラフトホットソースに特化したクラフトホットソース専門店です。世界中のクラフトホットソースの中から日本の皆さんに是非食べてみてもらいたいホットソースを輸入して、販売をしています。
この記事の冒頭でも書いたようにホットソースとは基本的にトウガラシ・酢・塩を使用した辛味調味料のことを言います。週末に作ったトウガラシが入ったサルサ(ソース)を長期保存するために酢と塩を加えてピクルスのように保存ができる状態にしたサルサ(ソース)のことをホットソースと呼びます。ホットソースメーカーも製造時に酢と塩を使ってpH値をコントロールして、ホットソースを製造しています。それぞれのメーカーはホットソースの賞味期限を過ぎても食べることができるくらい、緻密に計算された割合で原材料を配合しています。ホットソースにはドレッシングのように様々な味わいが存在していて、作り手の食文化なども感じられるとても面白い調味料です。通常のドレッシングと違うところは唐辛子が入っていることで、リアクションが楽しめるようなエンターテイメント性を持ち合わせているところです。これが皆さんもよく知る激辛チャレンジのようなものですね。「あの時、激辛のホットソースで大変な目にあったね。」のように、多くの人の思い出のワンシーンに残ることができるところも私がホットソースを好きなポイントの一つです。
私(筆者)がクラフトホットソースを販売している時に初見のお客様にホットソースを説明する時はビール市場に例えてホットソースを説明します。
「ビールのマーケットがあるようにホットソースのマーケットが存在し、ビール市場におけるアサヒのスーパードライのようなものがホットソース市場ではタバスコソースです。近年増加しているクラフトビールのように少量生産で製造されるホットソースをクラフトホットソースと呼び、こだわりと食文化が詰まった個性豊かな味わいのものが多く存在します。」
こんな感じで説明すると「タバスコってホットソースの総称とは違うんだ!?」って感じで、目の前に並んでいるたくさんのクラフトホットソースについて理解してくれます。なのでホットソース全てが同じように酸っぱくて、激辛というわけではなくて、子供から大人まで楽しめるような辛さも味わいも様々なものが存在しています。私たちは日本でもタバスコ屋さんではなく、ホットソース専門店として接客を通じてホットソースが理解され、“ホットソース”というワードが日常でも使われ、味わいも辛さも選ぶことができる調味料として認知される世の中を目指しています。